🌹千葉市稲毛海岸駅近く

♪Vagoピアノ教室
♪Maresoリトミック教室
🌹講師の瀧澤淳子です。
ダニエル・バレンボイムへの質問第3弾です。
(ピアニスト、ランランの公開レッスンのあとの、
バレンボイムへの質問コーナーです)
⑶ベートーベンの後期のソナタは、
あなたの、解釈によると古典派orロマン派?

と、質問がありました。
👴🏼
「ベートーベンの音楽の、中期と後期の違いは、
多く要素に分断され、長いフレーズが無いことです。

それまでの美しいとされていた響きと異なる響き、
ピアノの中央の音域を無視して、
両極端にわかれている。


後期のベートーベンのスタイルは、
年を重ねた円熟を捨てています。
丸くなかった。【ここが大切です】

そこには、強情さがあります。
その強情さとは、
つまり音楽的な論争を続ける必要がない。

何かが始まって、どこかへ向かっていく。
それも、唐突に。

それは、円熟でも、ロマンチックでもない。


まるで、
彼は年齢のことを受け入れたくないかのように
彼は頑固を貫き、
すべての概念を打ち壊します。

静けさのある曲もあります。
作品109、110、111の最終楽章。


例えば、
作品110の最終楽章

{9662F766-9D6A-4A44-9DFA-4C8146C00C75}


この曲では、
後期の作品とすれば、
流れはなく、あいまいになります。
バラバラな感じで、
長いフレーズでさえも、感情がとぎれるほど、
さまざまで、唐突な変化がおこります。
音量的にも、音域的にも、雰囲気も。
それが、後期のベートーベンです。」




🙎🏻
なんと、奥深い理解でしょう。
この、OP.110の作品
弾いた時は、深い曲だとは思っていてのですが、
そこまで、
後期の作品という気持ちで弾いていなかった
気がします。
なぜか、
楽譜に書いてあると、
その通りに弾かなくてはと、
思うことが先行してしまいます。
でも、実際バレンボイムが、
二通りで、弾き分けてくれたのですが、
曖昧な方が、
なぜかベートーベンが言いたいことが、
伝わって、とても心に染み込みました。
でも、
もっと驚いたことが、
ベートーベンは
年をとっても、そこに安住することなく、
そこに円熟期を重ねるのでなく、
まだまだ、
自分の欲する音楽を追求していたのだと
いうことです。
素晴らしい‼️

今の現在に居座ることなく、
常に探求心を持って。
少しでも、あやかりたいですね。😊
🎵🎵🎵🎵🎵🙎🏻🎵🎵🎵🎵🎵
♪音楽は、素晴らしい。
でも、みんな最初は何もできません。
でも、始めたらそこから始まる。
今年に入って、体験レッスンを受け、
すぐにレッスンを開始された方
年中さん、年長さんがいます。
今は、
音符カードや、ソルフェージュ、
数字カードを、使いながら
ピアノは最初から
両手奏をしています。
春からの新しい募集中です。
お問い合わせは
こちらまで。
お待ちしています。
💝junevago@gmail.com
瀧澤淳子でした。💝