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♪Vagoピアノ教室
♪Maresoリトミック教室
講師の瀧澤淳子です。
ピアニスト、指揮者でもある
ダニエルバレンボイムの、音楽について語る⑵
前回の続きです。
ピアニスト、ランランの公開レッスンのあとの
質問についてです。
⑵音楽の魔術について
「1音で、クレッシェンドできる」と、仰いましたが、
物理的には不可能では?
と、いう質問があったのです。
「本当にできる?」
確かに、そう思いますよね。
バレンボイムは、14歳の頃
ホロビッツの所へ行って、
ピアノを聴いてもらう機会があったそうです。
そこで、
忘れられない一言を言われたそうです。
「いいかい、君は常に【意志】を持ちなさい。
つまり、欲すること。」
と、言われたそうです。
そこで、
「クレッシェンドがあると知るだけでは、不十分だ。
どうにかしようと欲することだ。
何かを表現しようとする意志。
すべての知識と感性を結集して表現すること。
説明するのは簡単だ。
クレッシェンドはこうあるべき。
リズムはこうあるべき。
いくらでも、説明できる。
でも、
どれだけ、欲するのか。
クレッシェンドの瞬間
いかに日常を忘れられるのか。
すべての雑念を忘れられるのかどうか?
クレッシェンドにどれだけ意欲を燃やせるのか。
そこは、教えられない。
音の不思議は物理を超えているから
です。
そして、実際にバレンボイムが弾いてみる。
クレッシェンドの魔術を欲しながら、
クレッシェンドを想像しながら、
次の音を弾く。
そうすれば、
想像上のクレッシェンドが実現する。
だけど、
できるわけがないと考えたら最後、
ピアノでクレッシェンドはできない。
クレッシェンドを念じながら、
次の和音を弾く。
その結果、本当にクレッシェンドになる。
クレッシェンドになっているんです。
不思議
でも、本当に
これぞ、
魔術ですね。
「念ずれば、通ず」です。
すごい
ピアノって、凄いですね。
自分の思いが通じると、
嬉しいです。
自分の思いピアノに託してみませんか?
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瀧澤淳子でした。