瀧澤 淳子
たきざわ じゅんこ
3人の子供を育てる経験を持つ。出身は、東京学芸大学 教育学部です。専門は、数学でしたが、小学校教員 養成過程なので、すべての学科を履修しました。音楽科指導も受けました。幼稚園の教員免許から小学校1級(全科)、中学、高校2級(数学)を持っています。なぜ学芸大学に進学したかと言うと、高校の時に数学を勉強していて、自分 で理解した事を分からない友達に教えてあげたところ、すごく喜んで貰えたことが嬉しくて「人に教える職業」に就いてみたいと思ったからです。その時に習い事として小さい頃から、ピアノとバレエとそろばんをやっていたので、音楽科か、体育科か、数学科のどの教科で受験しようか迷っていました。
その時は、ピアノとバレエは、趣味みたいに考えていたようで、でもピアノの先生からもう「教えてもいいのでは?」と言われていました。そろばんは、1級も取得して暗算や珠算コンテストで賞をもらったりしてい て、また「教える」という実感が数学にあったので、数学の教科を選びました。でも大学時代も、好きでピアノを弾いていました。すると近所の人が、「うちの子供にピアノを教えてくれませんか?」と言われ「音大は出ていませんよ」と言っても「構いませんよ」ということで教え初めていました。でも大学卒業と共に、教師にはならずにプログラマーの仕事を選びました。
そして結婚とともに子供ができ仕事をやめ好きなピアノを弾いていたところ、また近所の方に『うちの子、教えてもらえない?』といわれ「音大出身ではないですよ」と言っても、構わないということでまたピアノレッスンを始めました。実は、今ではその最初の生徒さんのお母様のピアノのレッスンをさせていただいています。そうこうするうちに生徒自身もピアノが上達してきて、自分もまたレッスンに行きたいなと思っていました。その出会いは、あるタウン紙に「音大生によるピアノ発表会」とあったので、聴きに行ったところ、その数日前にプロの有名な人のコンサートに行った時には、あまり感動しなかったのに、その発表会では、何とも言い難い素敵な音の響きに衝撃を受けたのです。実は、これが大野眞嗣先生が主催される「ロシア奏法」で弾かれるピアノ演奏だったのです。その中に、今では、桐朋音大で教えておられる方もいました。その時にアンケートがあったので、私が良かったと思う演奏者の事を、書いたところ、先生より直接お電話があり、何の面識もない私でしたが、学びたい一心で「レッスンをお願いしても良いですか?」とお話すると驚ろかれましたが、OKの返事をいただきました。そして今でも、レッスンを継続して、さらには発表会にも参加させて頂いています。音大を出ていないからこそ、未だに勉強をしたいと思うのか、いつまでもハングリーな気持ちでいられることは、メリットでもあるのかも知れません。その後、ピティナ主催のピアノ指導者検定全級を取得し、幼児対象のリトミック関連の資格を取り、いまだにロシア奏法で響きのある音を求めるピアノ演奏に日々精進しています。
「ピアノを教えていて最初は弾けなかった生徒さんが、だんだん弾けるようになり,自分の力で立派に舞台の上に上がって演奏しているのを聴くと本当に嬉しくなります。ピアノ教師は、人の成長過程を長きに渡り見れて、共に歩んでいけるので、とてもやり甲斐のある職業だと思います。」
略暦
・ (社)全日本ピアノ指導者協会正会員 (ピティナ)
・ ピティナ指導者検定全級合格
・ (社)日本音楽脳育協会認定校 (音脳)
・ 音符ビッツ指導資格取得
・ 幼稚園教論一級免許取得(全教科)
・ 中高校教論二級免許資格(数学)
・ グレンツェン指導者賞受賞
・ 日比谷ゆめステーションスタッフ
指導実績
・ バッハコンクール全国大会 優秀賞
・ グレンツェンコンクール全国大会出場
・ ショパンコンクールIN アジア 予選奨励賞
・ ピティナ・コンペティション本選奨励賞
・ 中学校合唱コンクール伴奏最優秀賞
・ 小学校、中学校卒業ピアノ伴奏
「ドビュッシー/プレリュード 第2巻 第4番」
2003年8月10日(日)
ヴォーリスホール
「スクリャービン/ピアノソナタ(幻想ソナタ)第2番 第1楽章OP19」
2005年8月3日(水)
台東区生涯学習センター:ミレニアムホール